トウコいわく、記憶とは脳が行う銘記、保存、再生、再認の四つのシステムだという。
『銘記』は見た印象を情報として脳に書き込むこと。
『保存』はそれをとっておく事。
『再生』は保存した情報を呼び出す、つまり思い出すこと。
『再認』は再生した情報が以前のものと同一かどうかを確認すること。
この四つのプロセスの一つでも出来なければ記憶障害となる。
もちろん、それぞれの故障箇所によって記憶障害のケースも変わってくる。

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