くわかずvsS上

くわかずは手持ちのギターでS上を叩いた。
バキッ
綺麗にギターに穴が開き、S上の頭が突き抜けた。
満足そうに笑みを浮かべ軽くうなずくくくわかず。
S上は何事もなかったように現状把握に努め。
なにこれ。というリアクション。
そして、ギターを取り外しながら、ポケットから取り出したケータイで電話をかけた。
おびえ出すくわかず。
くわかずのポケットのケータイが震え出す。
動揺するくわかず。
直立したまま、無言でくわかずをみつめるS上。その視線の先にはくわかず。
くわかずはがばっとポッケからケータイを取り出すと。ボタンを押し、絶妙のタイミングで。
「ちゃっす」
S上のケータイは爆発し、髪の毛はドリフのコントのようだ。
どうだ?効いてくれ。くわかずの願いを込めた視線。
S上は後ろに直立したまま音もなく倒れた。
くわかずはそれを見届けると、ずしゃっとしゃがんで、食事を始めた。