大学生くらいの年で年上の部下を率いてジャングル戦してたって

一つには私が本書に指摘されている「モラトリアムなし人間」の世代に属するからであろう。
入営、戦場、戦後の混乱期という状態は本書で指摘されているように否応なく「モラトリアム心理構造にも裂け目が生ずる。青年はこの裂け目を突破口にして現実社会に参加しやすく、比較的容易に一人前になるチャンスが到来する」のである。
それが私の体験であっただけに、大学生などの年齢を聞いて、同じ年に私自身が年上の部下を率いてジャングル戦を行っていたことを思い出すと、何ともいえない奇妙な気持ちになる。ただ私は戦後十年ほどの闘病生活で内面的自我を養うモラトリアムを得たが、それがなかったら、奇妙な気持ちを超えて一種の拒否反応が出てきたであろう。

p.223~4/山本七平さんの解説@モラトリアム人間の時代 (中公文庫 M 167)

  • いや、俺なんかもう三十だけど

全然順番待ちしないで?大学生くらいの時からガンガンやっちゃえば良いんですよネ
いや、今からだって遅くないと思ってますけど(^_^;)

  • 勿論性格的な問題も(笑)