バッサリ切られた

日本と韓国については、決勝トーナメント進出を予想する向きもあっただろうが、アジアの4チームはすべてグループリーグで敗退することになった。サウジアラビアもイランもあまり得点できず、ホームアドバンテージを得られなかった日本と韓国は早々に厳しい現実に打ちのめされた。両チームともドイツに大量のサポーターを送り込み、スタジアムを不思議な雰囲気で満たしたが、どちらも前回大会のような躍進を再現することはできなかった。とくに日本が勝ち点1をあげたのみで終わったことは、この大会の大きな落胆の1つに数えられたりもしたが、そもそも“サムライ・ブルー”の弱点はオーストラリア戦のときから明らかだった。攻撃力がものをいう大会で、決定力に優れた攻撃なしでは何も期待できないのに、この数年はディフェンスラインばかりを強化していたのだから。

そんな事はないですよと否定できないところが痛打