シールドマシン再利用してるね

さて、話を南北線に戻すと、「これまでシールド機械は再利用していなかったが、赤羽工区では有楽町線辰巳工区の複線シールド機械を再利用している」(『営団地下鉄五十年史』)というのである。
おそらく営団内部でのシールド機械の再用が初めてという事だろう。こんな所にも時代が反映されている。
 ただシールド機械の再用は例がない事ではない。丸ノ内線の国会議事堂前あたりのルーフシールドを掘削したときのジャッキは、関門海底国道トンネルで利用したもので、さらにその前は関門海底鉄道トンネルで活躍したものだそうである。

p.67/地下鉄の時代
副都心線で使ったシールドマシン豊洲-住吉間のトンネル作りましょう!