没原稿

原案者の死がおじゃる丸を”殺す”か

おじゃる丸の原案者の犬丸りんさんが亡くなられた。
自殺ではないかということだ、母親宛の遺書も残された。

 遺書には「仕事が出来ない」等と書かれていたという。

文面からだけでは複数読み取れてしまうが、
一番素直に受け取った場合、アイディアが煮詰まり、これ以上おじゃる丸が?書けないので死にますという意味だろうか。
あるいは、体調や環境などの要因により仕事が出来なかったのかもしれない。

漫画家の自殺や事件は珍しくない。
ここで、自殺と事件を一緒にしたのは、どちらも作品に与える影響がある為だ。

そしておじゃる丸は、ひょっとすると一番影響を受けやすい作品かも知れない。
それは、お堅く、豊富なソースを持つNHKで放送されていることと、
基本的に子供向け番組だという理由からだ。

NHKにはスポンサーは居ないが、視聴者がスポンサーの替わりと言っても過言ではない。
親が、ニュースを見たあとにおじゃる丸を見て
そこに、死に繋がる何かを連想してしまえば、おじゃる丸を窮地に追い込む事になるだろう。

犬丸さんはおじゃる丸を連れて逝かれてしまったのだろうか。

日本で農業をやる必要があるのか

ニートを”更正”させる為に、今度は”徴農”が主張されましたが(その前は自衛隊に入れろ。定番です)。
今回はそれとは関係なく、日本で農業をやる必要があるのかというオピニオンです。

PJ、好きで農業をやるのはいいと思うのです。ただ、それは国の保護や援助とは無縁の所でも出来るはずです。
国が農業を保護し、自給率を気にするのには理由があるようです。
http://www.radishbo-ya.co.jp/kijyun/petitsalada/jikyuritsu/index.html

自然災害等で(日本に輸出している生産国の)穀物が不足したときに、日本の需要が後回しにされる危険性があること。
それと、こちらは最近話題の中国に代表される野菜の残留農薬の問題です。

前者に対しては、今日本で行われている農業が、自給率を意識して成り立っていないという問題があります。
自給率を第一にするのであれば、味を二の次にして沢山収穫出来、長年備蓄出来るように、品種を改良した作物を作るべきです。
更に、戦時中のように学校の校庭等あらゆる土地を利用して畑とし、
そこで作物が実るまでの間、持ちこたえうる分だけ計算し自給率に変わる備える為の指標を創設するべきではないでしょうか。

後者の残留農薬等は、対日輸出用に作っている穀物であれば、問題は解決出来ると考えます。
日本に売る為に作っている作物では、日本で売るための努力は吝かでないはずです。

ですから、真に日本の食卓を愁う農業従事者は、日本で無農薬野菜を作るのも結構ですが、
アメリカや中国で日本向けの野菜や米を作る現場でご苦労された方が、結果的に多くの日本の食卓を救えるのではないでしょうか。